今日は我が推し芸人・空気階段のかたまり氏初主演の映画『死に損なった男』を観てきた。
(⚠️以下、物語の根幹には触れないけど若干ネタバレ要素を含むのでご注意ください)
あらすじ:ここのところ上手くいっていない構成作家の関口は、駅で飛び込み自殺を図るも、一つ前の駅で起こった人身事故により電車が止まって死に損なった。そんな関口の前にその人身事故で死んだという男の幽霊が現れる。男に「娘に付き纏っているとある男を殺してほしい」と依頼され、叶えてくれなければ一生取り憑いてやると脅された関口は、渋々男の無念晴らしに協力するのだが…
とりあえず静かに涙を流すかたまり氏の横顔が美しすぎて、冒頭から最高…
コントで見せる表情とはまた違った俳優としての姿に、気づいたら物語に没頭して観ていました。
高圧的な幽霊のおじさんにうだつの上がらない弱気な男。絶対性格合わないだろと思う組み合わせだったのに、次第にそのやり取りがクセになって、物語の終盤にはいつまでも一緒にいてほしいと思えるコンビになっていきました…
幽霊のおじさんは関口にしか見えないはずだったのに、おじさんが見える相手とおじさんが話してるのを関口が遮るシーンが、どうにも嫉妬したっぽく見えてしまって…普段そういう目じゃ見ない自分のはずなのに、ときめいちゃったよね。おかげで観終わっても頭から離れません。ありがとう。
観終わってみて、何気ない日常でつまらんなと思える日々でも、もしかしたら誰かのためになってるかもしれないなと前向きになれる作品でした。決して強いメッセージ性を持って描かれるわけじゃないけど、自分なりに気づきがある映画っていいよね。


帰りは劇中で出てきたたい焼き(劇中は普通サイズ)とラーメンを食べました。
こういう風にさりげなく概念食食べられるの楽しい。